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運命のひと vol.1
2


もう秋が終わりを告げようとしている。

街路樹の葉があと数枚で衣替えされるのだと、ミワは早足で歩きながら確認した。

確かに頬を打つ風は、しんしんと冷たい。

ただ、ミワの額はすこし汗ばんでいた。
それは、あきらめよりも、なぜか高まる期待のほうが大きいからかもしれない。

今から、覚悟を決めて会う男性がいる。

もう、これで最後だという覚悟。トキメキよりも緊張というべき胸の高鳴り。

こんな気持ちは、会社の最終面接以来だと、ミワは思った・・・。

 ホテルのロビーは、この時期なのに冷房を効かせているせいで異常なほど肌寒い。

いつもなら冷えやすいミワはうんざりしてしまうが、それが今は心地良く感じる。

普段より、念入りにカールした長い髪がうなじに数本はりついているのに気づいて、化粧室に入った。

まだ、約束の時間まで5分ある。

急いで手ぐしで髪をセットし、ティッシュで脂浮きを抑え、この日のために用意した上品なパールピンクのリップグロスを塗り直した。

「よし。私は大丈夫。」

心の中で小さくつぶやいて、ロビーラウンジに向かった。

天井が高く、パノラマのように広がった窓からオレンジ色の夕日が、
白いソファとテーブルを照らしている。

あらかじめ、教えてもらった服装の男性を探すと、
光の反射のむこうにその男性らしき姿が目に入った。

ゆっくり近づくと、数秒、目が合う。

お互い、探り合うようなまなざしのあと、相手が立ち上がった。


「あ…、吉川ミワさんですか? 」


思いのほか、その人の背が高く、ミワは思わず首を上げた。

この瞬間に、ふんわりとした気分が体中を包み込んだ。

写真で見るよりも、数倍、タイプだ。

スッキリとした顔に、ミワの好みのくっきりとした二重まぶた。

ふぅっと全身の力が抜け、そして、ここ一番の笑顔で答えた。


「はい。吉川ミワです。」


1年半前、ミワは29年間でいちばんの人生のどん底にいた。

婚約していた男性と、別れることになったのだ。

いつからか、あんなに惹かれ合っていた相手との歯車が突然狂いはじめ、
期待がすべて絶望に変わった。

「私はただ、幸せになりたいだけなのに、なぜ苦しまなくちゃいけないの?
これで、私は幸せになれるの?」

何度も自問自答し、希望の持てない未来しか浮かばなくなった時、別れを決意した。

結納まで済ませた相手と別れるのは、容易なことではない。

別れたあとも不眠症に悩まされ、何もやる気が起きず、ぼーっとしてばかりの日々がつづいた。

運命のひと vol.2に続く

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posted by: エリート専門結婚相談所    ウィッシュ横浜 | 運命のひと | 14:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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