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エリート専門結婚相談所 ウィッシュ横浜
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メールを待ち続けて Vol.2
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    比較的値段も手ごろで、流行のものが揃うブティックに入る。

    銀座も高級ブランド店は客足も少ないが、不況の煽りかこういう店は
    やっぱり繁盛している。

    マフラーを探しに来たのに、春物のワンピースに目が行く。
    パープルの小花がシフォンのたっぷりとした生地に散っている。

    見ていると、すかさず店員が近づいてきた。

    「こちら、昨日入ってきたばかりなんですー。
     もう二着も売れていて、あと残り一着なんですよぉ。」

    「・・・あ、そうですか。」

    そこまで売れる服なら、みんなとお揃いになっちゃうじゃない。

    「試着してみます?
     太めのベルトをウエストに巻いても可愛いいんです。ねっ?」

    甘ったるい声で、そばにあったベルトを合わせている。

    語尾が上がる話し方に、十代くらいのコかと顔を見ると、明らかに自分より年上だ。
    しかも、押し付けがましさがそのまま表情に表れている。

    二重アゴのたぷっとした肉を見て、目をそらした。
    すると、左手の薬指に指輪が光っているのが目に入る。

    急に購買意欲が失せ、店を出ることにした。


    なんだかドッと疲れて、裏通りのカフェに入る。

    ここは紅茶の新茶が飲めるうえ、イギリスのアンティーク調インテリアが
    お気に入りだ。
    ソファ席に座ってメニューを見ながら大きく深呼吸をする。
    燻した葉とマスカットの清々しさが混じったようなほのかな香りが嗅覚を刺激する。
    一気に、頭の中が浄化されたような心地に、イライラがほどけてきた。

    「今日の紅茶はなんですか?」
    「キームンです。」

    「じゃあ、それでお願いします。」

    さっきの煙のような香りは、この紅茶のせいらしい。

    部屋の片隅の棚に、女性ひとり客のために雑誌が何冊か置いてある。
    一冊、女性誌を手に取った。

    パラパラとめくってみてみると、中とじで大きな特集が組まれている。

    何かと思えば、「コレで完結。婚カツのススメ」というタイトル。

    中には、友達の紹介から出会い系サイト、料理教室合コン、結婚相談所まで、
    出会いの場所が事細かに、実際の読者の成功秘話とともに紹介されている。

    最近ハヤリの婚活か。

    今まで興味はなかったけど、結婚のために集中して活動するのもいいのかもしれない。

    読者の経験談を読んでいると、それが手っ取り早い気がする。

    いくら恋愛したって相手に結婚の意欲がなければ、時間のムダになる。

    元カレに出会ったときは私も三十歳手前だったし、まだよかった。

    でも、次に付き合った相手に結婚の意志がなければ、
    私は何歳になっているのだろうか。

    三十代半ば以降になって、焦ったときにはもう相手にしてくれる人もいないかもしれない。

    そう考えると、手を打つのは今のうちだ。

    比較的、私は歳より若く見えるらしい。
    チャームポイントでもある二重幅は広めで、多くはないまつ毛もマスカラをたっぷり重ねれば目立って見える。唇は、下唇がほんの少し厚くて、上唇の山のカーブがキレイだとたまに言われる。
    何人かの男たちはそれを「セクシーだ」と表現した。

    でも、容姿はそのうち衰えていくのを知っている。
    今、外見で勝負できるうちにいい男を捕まえなくちゃいけない。

    今、目の前にあるページは結婚相談所というところを特集している。

    体験談を読むと、「入って三カ月くらいでポロポーズされた」という
    三十五歳の女性の体験談がインタビュー形式で書かれている。

    いいかもしれない。

    この女性も語っているとおり、身元もしっかりしていて、
    ある程度条件にあった男性が見つかる可能性も高い。

    とにかく、“二十五日のクリスマスケーキ”になる前に手を打たなければ。

    一度決めたら、胸がドキドキ高鳴ってきた。
    日常の中にひとすじの希望という名の光が差し込んできた気さえする。

    すると、街を歩くカップルがまぶしく見えてきた。
    女ゴコロと秋の空はやっぱり変わりやすい。

    デパートに寄り、一階の雑貨コーナーで淡いピンクのマフラーを買う。

    ピンクは恋愛運がアップするカラーだと、誰かが言っていた。

    【season2 メールを待ち続けて】
    ~Vol.3に続く~


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    posted by: エリート専門結婚相談所    ウィッシュ横浜 | 【season2】メールを待ち続けて | 11:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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