「川上さんから交際申し込みの連絡があったわよ!やった。カップル成立ね!」
「ホントですか?よかった!」
なんとなく予想していたけれど、
あちらも気に入ってくれているのが分かってホッとする。
「しかも、なんと他の二人からも来てるの。どうする?
並行して、みなさんと会うこともできるわよ。」
「いいえ、川上さん以外の方は断っていただけますか?」
「わかりました。よかったわね♪私も嬉しいわ。」
こういうときに限って、モテるのが世の常だ。
でも、二兎追うものは一兎も得ず。
ここは、誠実に行くべきだろう。
この日の夜、携帯に川上さんからメールが来た。
“こんばんは。今度お会いしたいと思っています。いつならお暇ですか?”
丁寧な言葉づかいはやっぱり印象がいい。
“ゆっくりできるところがいいです”
“どこか、おすすめはありますか?”
“皇居はいかがですか?”
お昼のデートだし、気分が良くなる場所を提案した。
最初に映画は絶対にNG。
話ができないし、感想が食い違ってダメになることもある。
夜の食事も、最初のデートで早い気がする。
そうすると、昼間の散歩がその人の日常や人となりを見るのに最適だ。
【season2 メールを待ち続けて】 ~Vol.9に続く~^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
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