その日からは、メールが来ても形式どおりの返事しかできなかった。
もう、別れてほかの人を探した方がいいんじゃないか。
もっと、愛してくれる人を探すべきなんじゃないか・・・。
しかし、何度も別れを考えたけれど、やっぱりメールを待ってしまう自分がいる。
久々にウィッシュの本社に向かうことにした。
この際、カウンセラーに相談するのが早いと思ったからだ。
前回の出来事をそのまま半沢さんに話した。
「私じゃダメなのかもしれません・・・。」
「きっと慣れてないから仕方がないのよ。
女の子をこんなに悩ませるなんて、ホント罪な男ね。
でも、のぞみさん。
こうなったら、もう一度思っていることをぶつけてみたほうがいいんじゃないの?」
「うっとうしいと思われないでしょうか。」
「その時はその時よ。」
結婚相談所は、成婚させて実績を出すのが本来の目的だ。
それなのに、ここは打算なく、本気で私たちのことを思ってアドバイスをしてくれている。
カウンセラーの励ましに、思わず涙ぐんでしまった。
~Vol.16に続く~
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
→第2部 【メールを待ち続けて】 を最初から読む
→第1部 【運命の人】 を最初から読む
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ブログランキング登録中です。
ポチっとクリックするだけですので、応援ぜひよろしくお願いします!!

にほんブログ村