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運命のひと vol.5
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    今、その人を前にして座っている。

    いわば、「憧れ」に近い相手が、目の前にいるのだ。

    そして、そこには明らかに何年かぶりの“ときめき”が存在している。

    気分が高揚し、胸の高まりをごまかすために、水をひと口飲んだ。
    それも、“ゴクン”という音が聞こえないように気を付けて。

    「ケーキでも食べませんか? 」 彼がメニューをさし出した。

    「あ…、はい。食べます。」

    今までで、ケーキを薦めてくれた人がいなかったから、少し驚く。

    このひと言で、ミワの緊張がスルスルとほぐれていった。

    ウエイトレスが持ってきた丸い皿に並べられた色とりどりの華やかなケーキたちに、
    ミワの心は浮き立った。

    「どれにしようかな。」
    選びながら、いつもの女友達といるような錯覚が起きる。

    この人は、いるだけでほのぼのとした空気をつくりだす人なのかもしれない。

    「チョコレートケーキにしようかしら。」
    ミワは、ツヤのあるチョコレートコーティングの上に、スライスした形の良いオレンジが
    飾ってあるケーキを指差した。

    「じつは、僕もそれがいいと思っていたんです。」
    彼が驚いたように言う。

    「一緒ですね。」

    「じゃあ、同じだとつまらないから、僕は別のにしましょう。」
    もうひとつは、ミワが二番目に食べたかったレモンタルトを選んだ。

    初めて会ったとは思えないほど、ふたりの会話は弾んだ。

    お互いにテレビはバラエティー番組がニガテで、NHKのドキュメンタリーが
    いちばん好きなこと。

    休日は、プールに行って思い切り泳いでストレス発散すること。

    料理は調味料にこだわること。

    ダイビングをしているときの、空を飛んでいるような感覚…。

    不思議なくらいに好きなことが似ていて、次々と伝えたいこと、
    聞きたいことが止まらない。

    気づくと、ガラス窓の外はすっかり日が落ちていて、ホテル内の照明も
    さっきより暗くなっている。

    時計を見ると、2時間が過ぎていた。

    「これからどうしましょうか。」
    彼は、少し周りを眺めた後、空になったティーカップとケーキディッシュに
    目を移した。

    「そうですね。どうしましょう…」
    いつもなら、ここで帰るはずだ。今まで10回それを繰り返した。

    でも、まだ話足りない。

    もう少し、あなたを知りたいの。

    ミワは、心の中でつぶやきながら、彼の反応を待つ。

    最初から女の自分がその気持ちを口に出して言うのは、やっぱり気が引ける。

    きっと、彼も一緒にいたいはず。
    それはこの二時間の間、彼は一度も時計も携帯電話を見なかったから。

    でも、勘違いということもあるかもしれない・・・。

    わずか7秒のうちに、脳の中でこれだけ考えが回るのも女の特徴だ。

    「もうちょっと話したいですね。」

    望んでいた言葉を彼が言ってくれたことに、ミワはホッとした。

    「私もそう思っていました。」

     〜運命のひと vol.6に続く

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    posted by: エリート専門結婚相談所    ウィッシュ横浜 | 運命のひと | 14:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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